パニック障害の発作を起こしている人へ「かけて良い言葉&絶対にかけてはいけない言葉」
今回はパニック障害の発作を起こしている人へ「かけて良い葉&絶対にかけてはいけない言葉」をご紹介させて頂きたいと思います。
ただし、今回の情報は私の経験によるものなので、全てのパニック障害の方に有効とは限りません。ご参考程度に考えて頂けるとありがたいです。よろしくお願い致します。
発作を起こしている人へかけて良い言葉
まず、発作を抑える薬を飲んだかどうかを確認します。飲んでいなければすぐに飲むように伝えます。その後、次のような言葉をかけると良いかと思います。
- 大丈夫、大丈夫
- 心配しなくていいよ
- 背中さすろうか?
- 傍にいるから大丈夫よ
- 薬飲んだら落ち着くから心配しなくていいよ
- どうしてほしい?
などです。
発作を起こしているときは苦しくて不安なので、とりあえず安心させるのが先決です。
ですが、発作を起こしている人は反応することも苦しいので、次々と話しかけずに一言二言だけにしておきます。
うちの子は、だまって背中をさすってもった方がありがたいと言っていました。
そして発作を起こしている人が座れる場所、あるいは横たわれる場所を確保してあげると良いと思います。
発作を起こしている人へ絶対にかけてはいけない言葉
- 大丈夫?と尋ねる(大丈夫ではないので)
- なぜそうなったの?
- 気のもちようじゃないの?
- わざとじゃないの?
などです。
周囲の人は、身近な人が発作を起こすとかなり慌てます。
悪気はないのですが、早く発作を止めようとしてつい原因究明をしてしまい、上記のような言葉をかけてしまうケースがあります。
(特に家族の人が多いそうです)
実は私も、子供がパニック障害だと診断される以前は、原因がわからず不安でいっぱいだったため「なんでそうなったの?」とよく聞いていました。私の方が焦って精神的パニックを起こして、なんでどうしてをループしていました。
得体のしれないものには、強い不安を覚えるものですね。
しかし今思えば、苦しんでいる人に「なんで?」と原因を追究しても、相手からすれば
「そんなこと知るか―!それより今のこの苦しい状態を早く何とかしてー!」
という状態なので、答えられるはずがありません。
それは発作を起こしている人を追いつめることになるので、やめた方が良さそうです。
(私は猛省してきっぱりやめました。)
あとがき
パニック障害の発作に関わらず、具合の悪い人への言葉かけには注意が必要だと思います。
まず、自分が落ち着くこと。次に発作を起こしている人を安心させること。
パニック障害の発作は突然やってくるので、こちらもかなり慌てます。
そのためいざというときのために、この2点を心に留めておいて損はないと思います。
おしまいです。
ご精読ありがとうございました。
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